トイガンメーカー 松栄製作所 (SHOEI) に行って来た!!

第二次大戦ドイツ軍の小銃を中心とするモデルガン、エアソフトを手掛ける松栄製作所 (SHOEI) に行って来たどー!
SHOEI と言えば、ベルギー王立軍事歴史博物館の収蔵品になるなど、玩具テッポー (トイガン) の枠を超え、資料価値の高いコダワリの製品が特徴。近年では、ドイツ軍小銃のマニアが多い、とりわけ欧州をはじめとする海外カスタマーの問い合わせが多くなっているとのこと。

さて、早速工場を見てみると、中はこんな感じ。最近稼働させていないような工作機械も中にはあるそうですが、何せもう、モノ造りの雰囲気に溢れている!のがよく分かります。機械とか道具とか好きな人にはたまらんですねー。





仕上げ工程を待つパーツ。これらパーツの1つをとってみても、手作りで製造しているものが多い。



ここにあるものは MG42 の金型と治具の一部。これらによって製品になっていくんだなーと思ってみてみると、中々に感慨深いものがあります。

電動 MG42 !! SHOEI もミリブロ内に公式ブログを開設しているので、新製品の開発状況をご存じの方も多いことでしょう。
⇒Shoei ニュース 松栄製作所


電動ユニットも、開発の過程で常に進化し続けているとのこと。

出荷されるのが待ち遠しい MG42 のフレーム達。この写真では分かり辛いですが、SHOEI MG42 のフレームには、1つずつシリアル番号が打刻されています。自分だけの 1 挺というのは、愛着が湧きますもんねー。
ちなみに SHOEI では、MG42 だけでもディスプレイ式、エアブローバックモデルと、電動エアソフトの 3 種をラインナップしています。

この日訪れた時には、サムズミリタリ屋から依頼を受け、開発が進められていたドイツ戦車兵用のヘッドセットが置いてありました。ヒストリカルイベントで実際に通話ができるよう、無線機と連携させて完動品にするとのこと。

この試作品にあるナチスの刻印は、開発に当たって入手した参考資料では存在しなかったそうですが、雰囲気的にいい感じ。

続いてこちらはモデルガン FG42 Type I (前期型)。FG42 は、こんにちの自動小銃、とりわけアサルトライフルの礎となったモデルと言われています。グリップの形状に特徴があるのは、降下猟兵の小銃だった為とも言われているそうです。


「前期型」と来れば「後期型」も!向かって左側が先ほどの FG42 Type I (前期型)、右が FG42 Type II (後期型)。ちなみに実銃の FG42 は、かなり生産数が少なかったそうで、Type I (前期型) で 2,000 挺、Type II (後期型) でも 7,000 挺ほどしか出回っていないそうです。その為、美術品コレクションとして人気の「無可動実銃」の世界でも高値の花、1 挺で何百万円もするそうです。ここでご紹介している FG42 はいずれも SHOEI のオリジナル作品。

さてさて、それでは解体ショーをやってみましょう!まずは FG42 Type I (前期型) をバラしてみるとこんな感じ。

「えぇーい、後期型もバラしちゃえー!」となり、並べてみました。

FG42 Type I (前期型) のハイダー。

FG42 Type I (前期型) のハンドガード。

FG42 Type I (前期型) の特徴的なグリップとレシーバー部分。

FG42 Type I (前期型) のストック。

で、続いてこちらは FG42 Type II (後期型) のハイダー。

FG42 Type II (後期型) のハンドガード。

FG42 Type II (後期型) のグリップ、レシーバー部分。

FG42 Type II (後期型) のストック。

FG42 Type II (後期型) のハイダーをもう一度違う角度からパシャリと撮影。かなり特徴的な形になっていますねー。

第二次大戦のナチス・ドイツを再現するには欠かせない StG44 (突撃銃) 。
上は、Haenel (ヘーネル) 社設計の Mkb42(H) 。Maschinenkarabiner (マシーネンカラビナー) の頭文字から由来。下は MP44 でエアブローバックモデル。





最後に記念写真!! SHOEI の皆様、取材・撮影協力ありがとうございました!!
松栄製作所 SHOEI
WWII Model gun & Airsoft
http://www.shoeiseisakusho.co.jp/
http://shoei.militaryblog.jp/