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元ネイビー・シールズと思いっきりサバゲできた「Luminox BASH 2015」2日目レポート

サバゲーイベントレポート

エクストリームな環境にも耐えぬくタフな腕時計「Luminox」のプロダクトと、そして世界観を表現するパーティイベント「Luminox BASH 2015」の2日目は「サバイバルゲーム」。アメリカ海軍特殊部隊「SEALs」の元隊員たちとともにゲームやエクストリームスポーツのデモを楽しむ1日となった。


会場となった千葉県酒々井(しすい)のOperation Freedom。


メインMCは1日目に引き続き戦え!ぴっちょりーなさん。


前日は雨で天候が心配されたが、この日1日、大降りになることなく無事終了。朝は肌寒かったものの終わる頃には晴れ間も見えていた。


会場に現れたSEALsの3人


「おい見ろよ!彼ら空中偵察機まで持ち込んでるぜ!」と仲間に伝えている一コマ。 やはり海外から来た人は日本のサバイバルゲームカルチャーがものすごく珍しいようで、勝敗を競うだけでなくコスプレやガジェットで楽しむ参加者達に強い興味を示していた。


ゲーム中・ゲーム外を問わず、様々なシーンを撮影していたようだ。


この日は最初3チームで通常戦、その後2チームでの変則ルール戦が行われた。


ゲームマスターは YUMA☆氏


元SEALsの3人はまずサバイバルゲームの様子をじっくり観察することに決めたようだ。


Operation Freedomは人の背の高さほどの土塁がある平原と森林で構成されたフィールド


観戦台からゲームを眺める元SEALs。外国から来て初めて日本のサバイバルゲームを見た人達は、コスプレなどのパフォーマンスを楽しんだりする様子に必ず驚く。海外の「エアソフト」とは違って勝敗を競うだけではない「サバイバルゲーム」の様子に「スポーツでもあるし、パーティーでもあるんだね」と感心していた。


その一方で、ゲーマー達のいい動きや「あの道がキルゾーンになりやすいね」「2つ目の丘のラインはまだ誰も超えてないね」などフィールドを冷静に観察していた。


ゲームが終わるごとに、1チームずつデブリーフィングが開催された。


スポーツはチームで行うものというのが普通なので、知らない人どうしが集まる「定例会」というものは想像しにくかった様子。チームビルディングにはじまり互いのカバーのしかた、バリケードの使い方などが強調されていた。


「君たちはもうチームだ。誰かリーダーを決めて、作戦を立てるんだ」という指示が出て、初めて会ったどうしで作戦を練る赤チーム。


Luminoxはブースを出展


かなりのセールを行っていたようで、その場で購入していく人もたくさんいた。


買い占めを考える石油王とSP、のコスプレの人たち


1日目に引き続き、新製品「CAMO 3050」も展示されていた。


サバイバルゲームをイメージしたカラーリングで、各色限定200本、2015年12月発売。


日本限定のラインアップになるとのこと。


その他様々なブースが出展していた。


さて、イベント中、少し時間を割いていただけたのでサバイバルゲームのことや、訓練のこと、そしてLuminoxのお話などをうかがうことができた。


MilitalyBlog(MB):
今日初めて見た日本のサバイバルゲームについて、どう思いますか?

SEALs:
ファンタスティックだね。思っていたよりもずっと、ずっと大きなコミュニティのようだ。

MB:
アメリカでエアソフトをやったことは?

SEALs:
いままでにはなかったかな。でも戻ったらやるよ。これは気に入った。大好きだ。深いし個性的で、みんな装備に凝っている。すごいことだ。

Nick North氏。1970~1999の間海軍に在籍しSEALs Team 1、Team 5、SDVチーム、UDTなどに所属。その後海軍特殊部隊のR&D部門で様々な装備の開発・調達を行う中、Luminoxと出会う。


MB:
デブリーフィングではいろいろ指示を出したりアドバイスをしていましたが今もそうしたお仕事を?

SEALs:
退役したSEALsはインストラクターをすることがよくある。コンサルタントもね。それらは射撃やタクティカルなトレーニングだけじゃなくて、例えば企業のチームワーク研修なんかもやったりする。

MB:
やはりハードなものなのでしょうか。

SEALs:
ストレスはかけるけど、そういうときはチームワークが生まれて、お互いに絆が生まれるようなレベルに調整するよ。僕らが受けた訓練とは違う。

MB:
今日来ている人はデブリーフィングでチーム作りや作戦立案を指示されて、ちょっと困っていたみたいですね。

SEALs:
今までに考えたことがないようなことだからかもしれないね。普段は個人でゲームをしているんだと思う。でもチームを組むことができるなら、よりたくさん勝てるようになる。ゲームの内容もぐっと面白くなるはずだ。

Donald Baker氏。 1976~1986の間海軍に在籍しSEALs Team 2に所属。


MB:
みなさんにとって最もストレスフルな状況というのはどのようなものでしたか?

SEALs:
ストレスというよりも、居心地の悪い(unconfortable)環境というのが問題だったかな。例えばものすごく冷たい水の中に長時間いることとかね。この世で一番ストレスフルなのは子育てだと思うけど(笑)軍事的状況以外でも思い通りにいかないことはたくさんある。ともあれ、一番居心地が悪いのは寒いところだった。冷たい水の中というのは、恐らくほとんどすべての訓練生にとってストレスだ。

違う角度からこの質問を考えてみたいね。面白い質問だと思う。ある人はBUD/sと答えるだろうし、ある人はフリーフォールと言うかもしれない。僕は15000フィート(4500m)から降下して、800フィート(243m)までパラシュートが開かなかったことがある。すごいストレスだった。僕はともかく見ている人達にはね。

MB:
精神的にストレスフルな状況というのはどうでしょうか。

SEALs:
インストラクターが限界を引き上げてしまう時かな。「もっとできる」ということを教えてくれようとするんだけれど。あるいは「やめたい」と思わせるところまで。やめてしまう臨界点までね。僕達の場合は臨界点を超えなかった。でもほとんどの人には限界が来てしまう。

僕のクラスは最初130人でスタートした。でも最後には21人しか残らなかった。中には負傷で続けられなくなった人もいるけれど、ほとんどの人は自分からやめてしまうんだ。
訓練が終わって、朝起きたらいなくなってしまった。そしてだんだん少なくなっていく。80いくつだったか忘れたけど、合格者を出せなかったクラスもある。3人まで減ってボート漕ぎ訓練の定員を満たせなくなって、次のクラスに繰り越されたんだ。消えたんだよ。

ストレスといえば、みんな目標を立ててがんばるよね。僕らの場合はBUD/sをクリアするとか。それは違うんだ。その瞬間をがんばるのが大事なんだよ。とにかく今を乗り切る、この1分だけがんばる、ほんのちょっとの間、時間が過ぎるのを待つんだ。そうして小さな小さな塊を集めていたら、ある時卒業式に出ているのに気づく。やったぞ、やり切ったんだってね。目標は大きすぎると、心がついていけない。その瞬間のことだけを考えることが大事なんだ。

MB:
「瞬間(moment)」といえば、軍ではあらゆる時間や、それを測る機械についてとても厳しい考え方をしていると聞きます。そういったことに関して何かエピソードがあれば。

SEALs:
訓練だと「40分以内にゴールしろ」とか言われる。クリアできないと罰がある。彼らは罰を与えるのがうまいんだ。

MB:
腕立て伏せとか

SEALs:
腕立て伏せもそうだけど、海の真ん中に放り出したりとか砂まみれにさせたりとか。そして全部やり直しさせて再計測だ。せっかくゴールしたのにもう1回同じことをやらされるのはストレスだよ。

でもこれで学ぶんだ。作戦が急に変更になっても対応する力をつけることができる。何事も自分が思った通りにはいかないもんだ。柔軟になって、体力的・精神的なチャレンジに立ち向かう準備をしないと。

David Mitchell氏。 1970~1982 UDT SEALs Team 1


MB:
そしてあなたとLuminoxは1994年に時計を生み出しました。

SEALs:
そう。研究開発部門にいた時、時計の見本市を視察した時にLuminoxに出会った。それからデジタルもアナログもとにかくあらゆる時計を全部テストにかけて、残ったのがLuminoxだけだった。選ぶのは楽だったよ。動いているのはLuminoxだけだったんだから。

MB:
Luminox以前にはどんな時計を使っていたんでしょうか。

SEALs:
時期によっても違うけど市販のダイバー用のものを自分で買って、テストにかけてから使っていたかな。超高級なものを使う人もいたし、安価なものを選ぶ人もいた。チームでまとめて支給しているところもあったようだが、まちまちだね。

ともかくLuminoxはテストをすべて突破できた。オーブンで焼いても動いた。砂漠の車の中に置いておいたらすごく熱くなってしまうものだから。冷凍庫に入れても動く。僕らはアラスカや極地でも活動する。暑くても寒くても落としても動く、そして暗闇の中でもきちんと見える、そんな時計だ。僕らが退役してからだいぶ後、2014年に同じテストをやったそうだけれども同じ結果が出たようだよ。

MB:
時計に求める最も重要なことは?

SEALs:
耐久性と精密さだ。潜水した時に水が入るようでは困る。見た時はいつでも正確でないといけない。とにかく性能は決定的に重要なファクターなんだ。ヘリで離脱するときに乗り遅れたら置いて行かれて、歩いたり泳いだりして帰ることになる。それは困るだろう?それから爆発物を使うときは、特に時間に正確でないといけない。爆発物にヒューズをつけた後は、ものすごいスピードで泳げるようになる。巻き込まれたくないからね。時間の大切さは訓練の一番最初から徹底的に叩き込まれる。できなければ去ることになる。

Luminoxは正確だ。1回合わせたら2度と狂わない。それが事実だ。

MB:
これからLuminoxにあえて追加したい機能といえばなんでしょうか。

SEALs:
そうだね……文字盤の下の方にデジタルの表示があるといいかな。精密なタイマー機能も欲しい。デジタル機能つきのものは今Luminoxと開発しているところだよ。

午後はまず、トライアルライダー・野本佳章氏のデモ走行から。トライアル競技のコースをフィールド内に実際に設置し、それを実際の試合と同じようにクリアしていくという、ちょっと変わったデモが行われた。


普段自分でもバイクに乗るというニックが、その場静止3秒に成功。


最後は日本人ただ一人というバックフリップで決める。


そしてシューティングレンジで希望者全員にシューティングテクニック講習が行われ、基本的なガンハンドリングやスタンス・フォームのチェックが行われた。


号令に合わせて射撃する参加者達。細かくチェックが入り、だんだんとフォームや射撃のタイミングが揃ってくる。


トリガーと指の位置関係などかなり細かいところまで目配りしていたようだ。


メディック戦、そしてLuminoxウォッチを持った人だけがフラッグゲット出来るルールのフラッグ戦など変則ルールを幾つかこなした後は、元SEALsも参加する孤立チーム救出戦となった。


ペイントボールの経験はあるが、エアソフトを使ったサバイバルゲームには初めて参加するという2人。


フィールド内の味方を集めて即席チームを作りながら、積極的に指示を出してゲームを展開していたのは、さすがに元本職という面を見せてくれた。



最後は抽選会。


そして、SEALsの3人がそれぞれ「今日輝いていたサバイバルゲーマー」を選んで2日目も終了した。トライアル競技デモやシューティング講座など、ゲーム以外のイベントも充実、ゲストとの距離感も近く楽しいお祭的なイベントになったのではないだろうか。


ミリタリーウォッチ「ルミノックス (Luminox) 」
http://luminox.jp/
Photo & report: dna_chaka


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