KSC MASADA レビュー&ステッピング
アーマーライト社がARライフルを開発してから50年の年月が過ぎた。
その間、製造環境が大きく変わり、銃器は耐用に優れた樹脂が多く使われ、より軽量化と製造コスト、生産性が飛躍的に向上している。
その歴史の中、2007年の発表当時のMAGPUL MASADA Adaptive Combat Weapon Systemは非常に多くの話題を呼んだ。
4ヶ月という開発期間で試作が完成され、アルミやポリマー樹脂を多用しフォールディングストックやアンビセフティ&アンビボルトリリースなどが当初から備わるユニークなライフルはブッシュマスター社、レミントン社と契約を締結し民間・軍事用での展開が図られた。
そして鳴り物入りでエアソフト版MASADAが電動ガン化され、多くのセールスを生み出したことが記憶にも新しい。海外製ガスブローバックの変換キットも発売されたが、今年の夏にKSC社から完全新規にMASADAが発売された。
AR系ではKSC MEGA ARMSライフルも非常に良い完成度を提供している。
同じPTSブランドであるKSC MASADAは国内銃刀法に準拠した日本独自の改良が施され、両者のライフルを並べてみると共通点を持ちながら、軽量なアサルトライフルのエアソフトガンとしては再現度も満足度も高い製品になりそうだ。権利上、他社メーカーからの発売は無いと思うので作動が快調なこの時期に購入しておくと良さそうである。
アッパーレシーバーはアルミ製、その他は多くに樹脂が使用され、作動やストレスがかかる部分は焼結金属で組み合わされ、安心して遊べるものとなっている。内部のブローバックエンジンはKSC SYSTEM 7 TWOでブローバックは快調そのものだ。
MASADAはAR系ボルトキャリアと形状が違い、よりコンパクトでリコイルスプリングもダウンサイズされており、ローラーベアリングの効果でボルトキャリアの作動はとてもスムーズ。
銃身部分もハンドガードを外してレバー1本で分解できる。ARのあの面倒なバレルナットが無いのでストレスを感じない。
樹脂を多様したロアレシーバーアッセンブリーは驚くほど軽く、ストックを折りたたむと、これがライフルなのかと疑う程に小さくまとまっている。
ストックはその他、伸縮調整とチークレストは上下に調整可能で誰にでもフィットする。
前述の通りマグキャッチとボルトリリース、セフティの全てがアンビ仕様となっており、グリップも一体なので交換する部分が無い。ARのようにカスタマイズ前提からみると物足りない感覚はある。ワンタッチのフロント・リアサイトも気が利いていて面白い。
メンテンナンス性に優れ、格好良く、好印象なMASADAだが、悪い点を挙げればマガジンが少し重い。
アンビセフティーもタイトフィットであるが、これはシリコンオイルを吹いて慣らし動作をすれば問題なし。
将来的にはレイルやショートバレル、タイプ違いのストックなども期待される。色違いバージョンなども用意されるかもしれない。
MAGPULファンは必ず手に入れたい1挺だと思う。
余談だが、このMASADAの表面テクスチャーは滑り止めとして当初は悪くない。しかし、樹脂系全般に言えるが、手のシワなどでやがて光沢が発生する。グリップ部分はテクスチャーがもう少し荒いと手の力負担も楽になる。(特に固めのセフティ切り替えで)
ハンドガード底部とグリップのステッピング加工を施した写真を用意しておいた。ユーザーの参考になれば幸いである。
Photo & Text: Ocean
その間、製造環境が大きく変わり、銃器は耐用に優れた樹脂が多く使われ、より軽量化と製造コスト、生産性が飛躍的に向上している。
その歴史の中、2007年の発表当時のMAGPUL MASADA Adaptive Combat Weapon Systemは非常に多くの話題を呼んだ。
4ヶ月という開発期間で試作が完成され、アルミやポリマー樹脂を多用しフォールディングストックやアンビセフティ&アンビボルトリリースなどが当初から備わるユニークなライフルはブッシュマスター社、レミントン社と契約を締結し民間・軍事用での展開が図られた。
そして鳴り物入りでエアソフト版MASADAが電動ガン化され、多くのセールスを生み出したことが記憶にも新しい。海外製ガスブローバックの変換キットも発売されたが、今年の夏にKSC社から完全新規にMASADAが発売された。
AR系ではKSC MEGA ARMSライフルも非常に良い完成度を提供している。
同じPTSブランドであるKSC MASADAは国内銃刀法に準拠した日本独自の改良が施され、両者のライフルを並べてみると共通点を持ちながら、軽量なアサルトライフルのエアソフトガンとしては再現度も満足度も高い製品になりそうだ。権利上、他社メーカーからの発売は無いと思うので作動が快調なこの時期に購入しておくと良さそうである。
アッパーレシーバーはアルミ製、その他は多くに樹脂が使用され、作動やストレスがかかる部分は焼結金属で組み合わされ、安心して遊べるものとなっている。内部のブローバックエンジンはKSC SYSTEM 7 TWOでブローバックは快調そのものだ。
MASADAはAR系ボルトキャリアと形状が違い、よりコンパクトでリコイルスプリングもダウンサイズされており、ローラーベアリングの効果でボルトキャリアの作動はとてもスムーズ。
銃身部分もハンドガードを外してレバー1本で分解できる。ARのあの面倒なバレルナットが無いのでストレスを感じない。
前述の通りマグキャッチとボルトリリース、セフティの全てがアンビ仕様となっており、グリップも一体なので交換する部分が無い。ARのようにカスタマイズ前提からみると物足りない感覚はある。ワンタッチのフロント・リアサイトも気が利いていて面白い。
アンビセフティーもタイトフィットであるが、これはシリコンオイルを吹いて慣らし動作をすれば問題なし。
将来的にはレイルやショートバレル、タイプ違いのストックなども期待される。色違いバージョンなども用意されるかもしれない。
MAGPULファンは必ず手に入れたい1挺だと思う。
ハンドガード底部とグリップのステッピング加工を施した写真を用意しておいた。ユーザーの参考になれば幸いである。
Photo & Text: Ocean