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WW2 欧州東部戦線イベント「ざ・オストフロント 2014」その1

ヒストリカルイベント
WW2 欧州東部戦線イベント「ざ・オストフロント 2014」その1
関西ヒストリカルイベント運営事務局の主催による、WW2欧州東部戦線イベント「ざ・オストフロント」が昨年末、和歌山県橋本市の「バトルランド-1」で開催された。

本イベントは「1944 年秋のナルヴァ近郊での戦闘」をテーマにしたエアガン及び火薬式玩具を使用した模擬戦闘&リエナクトイベント。参加者らは2日間に渡ってソビエト、ドイツ両国の陸軍歩兵部隊として興じることになる。
WW2 欧州東部戦線イベント「ざ・オストフロント」
主催:関西ヒストリカルイベント運営事務局公式ブログ
日時:2014 年 12 月 13 日 (土)、14 日 (日)
場所:和歌山県橋本市「バトルランド-1」http://bl.ord.cc/

総参加者:109 名
戦闘参加者:81 名 (ドイツ軍:51 名+砲兵 3 名、ソビエト軍: 28 名)
出店ショップ:9 店舗
出店及び見学:19 名
撮影スタッフ: 4 名
イベントスタッフ:10 名 (6 名戦闘参加)

WW2 欧州東部戦線イベント「ざ・オストフロント 2014」その1
1944 年秋、ソビエト連邦ナルヴァ近郊の「キノー橋 (架空) 」を巡って、橋周辺を確保したいドイツ陸軍と、防衛の任に当たるソビエト陸軍の戦闘を想定したシナリオが展開。

シナリオの中で模擬戦闘は全 4 回に分けて行われ、それぞれドイツ軍の「攻撃段階」「突撃段階」「ソビエト軍の逆襲」「陣内戦闘」 のシチュエーションが行われた。

両軍には模擬戦闘開始前に指揮官に対し、上級司令部からの命令が伝えられ (ソビエト軍は中隊本部にて命令書に従い、中隊長より各指揮官に下達)、指揮系統を伝えて参加者にそれぞれ下級の命令を出す形式となる。



■一日目:2014 年 12 月 13 日 (土)
設営や打ち合わせ、防御線の構築、教練会などが実施された。
主にドイツ軍では攻撃要領のレクチャー、WW2 当時におけるドイツ兵ならではの小銃の持ち方や構え方を習得。

一方のソヴィエト軍では、翌日の模擬戦闘で配置する機関銃において射界となる草木を取り払うなどの作業に当たった他、野戦電話の設置や有線構築、更には陣地前面約 100 メートルに渡って仮想鉄条網の設置をおこなっている。

そしてこの種のイベントで楽しみな夜は宴会がおこなわれ、ドイツ・ソビエト両軍はその所属に関わらずWWIIファンの集いとして大いに盛り上がりをみせた。


■二日目:2014 年 12 月 14 日 (日)
朝から「絶好」の雪模様となる。これぞまさに素晴らしき東部戦線向きとなった空模様の中で、朝食が支給された。なお、ドイツ軍では朝食時に 1 日分のパンや保存食が支給される。

程なくして開会式が行われた後に、各軍の編成完結式が行われた。
(編成完結式は、イベント用に中隊規模で実施)

小隊長が自らの小隊の準備完了を報告し、中隊長がそれを確認、訓示をおこなう。
各軍参加者は自身の指揮官を確認し、一方の指揮官は部隊の掌握をおこなう。

関西ヒストリカルイベント運営事務局でおこなう「フロントシリーズ」のイベントでは、指揮系統を重要な位置付けに掲げているため、こうした一連の流れは必ず実施される。

「ただ敵を撃てば良い」
これではヒストリカルイベントが成り立たないことから、命令下達の後、各軍は下された命令に従って行動をおこなうことになる。

~模擬戦闘の模様は後段でまとめてご紹介~

●昼食支給●
ドイツ軍は後方陣地を所有しており、温食が支給された。メニューは、軍用黒パン「コミスブロート」。朝昼兼用で、アイントプフ (肉入りスープ)、シュマルツ (玉ねぎと油粕入りラード) の他、代用コーヒーが支給されている。
一方のソビエト軍でも温食が支給された。こちらは「海軍パスタ」と呼ばれるパスタをコンビーフと混ぜて炒めたもので、この他に紅茶も支給されている。

この昼食では、各々の軍隊での特性や、部隊の想定された状態を考慮して再現食を支給、参加者らに振る舞われた。これらは、両軍ともに決して美味しい物ではないが、リエナクトを興じる上でも当時を体験する貴重な機会となる。なお、見学者や出店者らの中で希望があった場合については、これら再現食が支給されている。

模擬戦闘の様子は後半に続きます!!


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