最後におこなわれたBB弾を発射するエアガンを使わない「デコガン戦」の様子。こちらも米軍側視点の写真でご紹介しようと思います。


米軍によるドイツ軍主陣地への突入から。
迫撃砲の突撃支援攻撃が実施され、最終弾の弾着を同時に米軍が突撃。陣地内の各所で近接戦闘が繰り広げられました。そして最終的には、米軍がドイツ軍の陣地内を制圧し、残存するドイツ軍は降伏。これでカンプラント村の攻防は終結します。



































以上、大量の写真でお届けしましたWW2欧州西部戦線イベント「ざ・ウエストフロント」のご紹介もこれで最終となりました。

日本国内ではまだまだ認知の少ないヒストリカル模擬戦闘ではありますが、ここ数年で良質のエアガンやレプリカ被服の発売などもあり、年々参加者は増加の傾向にあります。

これまでは軍装やエアガンこそWW2であっても、内容はサバイバルゲーム同様の「撃ち合い」イベントが多かったのですが、関西ヒストリカルイベント主催のイベントにおいては、ヒット判定のみサバイバルゲームルールを使用し、部隊として編成され、指揮官の命令によって行動し、その階級に応じた役割の発生や、許可の無い勝手な行動や発砲は禁じられるなど、後の行動はなるべく実際の軍隊での兵の運用に近い物がおこなわれています。

「自由に行動できない」「好きに撃てない」と言う、サバイバルゲームとは違った部分をネガティブにとらえるのではなく、ホビーミリタリーの観点から知識や経験を、楽しみながら深めていくことを目的としているのが大きな違いと言えます。

また、イベントの会期中は、当時、実際にあったものを使って生活し、再現する「生活再現」を楽しむことも大きな醍醐味の1つとなります。そこで造り上げられた空間のなかで体感する「リビングヒストリー」は、欧米でも近年賑わいをみせており、今回のようなイベントを通じて、日本でも「生活再現」の趣味が定着する方向へ進むといいですね！

今回のイベントを開催された「関西ヒストリカルイベント」さんでは、この他にもまた違う戦線等を題材としたイベント活動を実施する予定とのことです。続報をご期待ください。

そして本イベントの撮影・取材に当たって、多大なるご支援とご協力を頂きました主催・関西ヒストリカルイベント運営事務局の皆様と、当日のイベント参加者の皆様には厚く御礼申し上げます。

関西ヒストリカルイベント運営事務局
http://his-event-kansai.com/
関西ヒストリカルイベント公式ミリブロ
http://khe.militaryblog.jp/